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動物看護士になりたい方必見!なり方や勤務内容、給料紹介!

 

動物が好きな方の中には、動物病院の看護士に憧れている方もいるかと思います。

実際にどうやったらなれるのか、どんな仕事をしているのか、給料はどのくらいなのかなど、気になることはたくさんありますよね。

そこで、この記事では元動物看護士として働いていた私が、実際に現場にいた人でしか分からないことまで、動物看護士の勤務内容について詳しく紹介します。

 

動物看護士のなり方

 

 

動物病院で働く看護士のほとんどは、専門学校の動物看護学科を卒業しています。

大体1~3年程でとることができます。

しかし、動物看護士という資格は人間の看護士のように定められた資格ではありません。

なので、必ずしも学校を出ていなくてはなれないというわけではないのです。

動物病院の中には、働きながら知識を得られる場所もあるので、高卒で働ける場所もあります。

というのも、資格もそうなのですが、学校を出たらといって実践で差が出るかと言ったらそうでもありません。

結構学んだ知識は生かされないことが多く、体で覚えろということも多くあります。

病院によってやり方はさまざまで、さらに獣医によっても異なるからです。

例えばオペ具一つでも、獣医によって使う器具や順番、オペ服の並べ方などが異なるため、その人に合った準備を覚える必要があります。

これは学校では学ぶことができませんね。

ただ、大体看護学科を卒業すれば一緒にトリマーの資格をとることができるので、就職の幅が広がることが確かです。

 

動物看護士の勤務形態

 

 

看護士の勤務形態は束縛時間が長いことが特徴です。

通常8時間の勤務が多いですが、動物病院の場合はプラス3時間の11時間勤務が主です。

朝から夜までの診察時間に対応するために、間に3時間の休憩が入ります。

この休憩も診察が長引いたりすれば、ほとんどとれないこともあります。

長い休憩時間に何をするかと言うと、大体一時帰宅をしてペットの世話や家事、必要な買い物などを終わらせます。

夜何時に帰宅できるか分からないからです。

混んだり、長引いたり急患が着た場合には、朝8時に出勤しても日付をまたぐことも珍しくはありません。

夜勤の人はいますが、人が少ないので残業しないとまわらないのです。

つまり相当体力がタフで、実家住まいなど家事などをあまりしない方でないと厳しいということになります。

私は一人暮らしでしたが、正直非常にきつかったし当初飼育していたインコとのコミュニケーションをとる時間ができず、インコがストレスになてしまったこともやめた理由の一つです。

勤務は入院があるかないかでさらに分かれます。

入院患者を受け入れる場合には、夜勤もあります。

私の勤めていた動物病院は4交代で、早番、メイン、遅番、夜勤がありました。

看護士を雇うような病院は大きいと思うので、大体夜勤はあるでしょう。

私のところは24時間急患も受け入れていたので、24時間獣医と看護士が常駐していました。

このような場所ですので、GWやお盆、年末年始といったまとまった休みは一切ありません。

どうしても取りたい場合には、無難な時期に有給と希望休を使って休みを取るのが一般的です。

 

勤務内容

 

 

実際に動物看護士ってどんな仕事をしてるの?

と気になる方は多いでしょう。

ここでは、動物看護士の裏側まで仕事内容を紹介します。

 

雑用が主

 

動物を扱っていれば排泄物がでます。

これをペットシーツを使用していると、かなりの費用が掛かります。

どこで、真っ白のタオルを使うことがあります。

入院患者などに使用しますが、病気であることから尿や便の色までしっかりわかるし使いまわすことができます。

しかし、薬物の入っている排泄物は臭いもひどく、選択するにしてもいったん手洗いが必要です。

これがかなりの量です。

また、輸血犬などがいればその子の散歩も行います。

待合室や診察中に排泄をしてしまう子も多く、排泄物の処理という仕事は非常に多いです。

また、制服やオペ服なども洗濯、たたんでガス滅菌するなど手間がかかります。

使用したオペ器具の洗浄、滅菌なども行います。

手はあれるし、発ガン性のある物質に触れることもありますよ。

裏の仕事は非常に多いです。

エサや薬など在庫の管理などもありますね。

看護士の仕事は地味で汚く、大変です。

 

診察補助

 

看護士の仕事といえば診察補助ですよね。

診察補助とは何をするのかと言うと、まずは保定です。

獣医が患部を集中して診るためには、暴れたり噛んだりされると困ります。

そこで、看護士は柔道の関節技みたいな方法(保定)で患者を固定します。

生傷は絶えませんが、獣医を守ることも仕事です。

ちなみに噛まれたりして大きなケガをしてしまった場合、看護士は「恥ずかしい」と感じます。

プロなのに抑えることができなかった恥じ、ということになるのです。

あとは採血や注射などの補助です。

人間は採血の際にゴムのバンドを巻いて血管を出しますが、ペットの場合は看護士がその役割をします。

手で駆血をして血管が目立つようにします。

これはテクニックを要します。

犬猫の場合は各足に1回しかさせないので(数日間は)、4回しかチャンスがありません。

なるべく1回で成功させるためには、駆血の技術が8割と言われています。

 

検査技師

 

診察をして検査が必要になった場合には、人間の場合各技術者に託されますが、動物病院は看護士が全ての検査業務を行います。

レントゲン、血液検査、尿・便検査、細菌培養などなど・・・。

血液検査一つとってもさまざまな項目が合って、それを全て覚えなければなりません。

また、その検査で異常があった場合には、追加の検査も看護士の判断で行います。

これはもう暗記と慣れしかありません。

ペットから採取した血液や尿などの媒体は貴重なので、失敗は許されません。

これは神経を使います。

レントゲンの場合にも保定をしますし、場合によっては麻酔をする場合もあります。

 

オペ補助

 

オペ補助は、獣医がオペに専念できるようにオペ器具を渡したり、前処置や後処置をする、麻酔の管理をするなど高度な技術と経験を要します。

獣医との意思疎通も大切です。

例え顔に血液が飛び散っても、業務を中断することができません。

血液や内臓などを見て気分が悪くなってしまう人は、慣れるか看護士を断念するしかありません。

看護士が最も苦手とするのが「歯科」オペでした。

あのキーンという削る音で倒れてしまう方は多いとのことです。

幸い私は大丈夫でした。

ちなみに、顔に血が飛び散ったのも私の体験談です。

 

入院患者の看護・介護

 

入院患者を受け入れている病院の場合は、看護・介護もします。

決められた時間に薬や食事を与えたり、点滴の薬液を作り交換する、排泄のチェックや交換、面会に来た方への対応などをします。

入院している患者の多くは自力で食事を摂ることができないため、強制給餌がほとんどです。

投薬も自らは飲まないので、飲ませることが多いです。

これも経験と慣れでスムーズに行うことができるようになります。

 

ホテル・トリミングあればその仕事

 

動物病院の中にはホテルやトリミングを行っている場所もあります。

その場合のお世話も看護士が行います。

決められた時間に食事を提供することや、体調に変化はないか、排泄物の確認や掃除、散歩などなど・・・。

健康診断を一緒に行う場合もあります。

 

調剤

 

全ての診察や検査業務が終わり薬が必要な場合には、薬剤師ではなく看護士が調剤を行います。

カルテに記載された薬を慎重に選び、定められた量に調節します。

大体4分の1錠など細かい単位で、ピルカッターなどを使って錠剤を砕いたり、シロップにしたりしていきます。

この作業は時間がかかるため、飼い主さんからのクレームが非常に多くなってしまいます。

 

会計・事務業務

 

最後に薬の説明と、会計をします。

会計の際の料金の計算も看護士がします。

医療事務はおりません。

また、カルテの管理や整理も行います。

最初の問診やカルテ出しなども看護士の仕事となります。

また、次回通院の予定がある場合にはその旨も伝えます。

これで一連の作業は終わりになります。

 

給料はどのくらい?

 

 

気になるお給料ですが、ざっくりいうと月15万円くらいです。

1日10時間以上の激務(たちっぱ重労働、オペ補助など神経を使う内容なのに)、変則的な勤務時間(4交代など)、夜勤、動物に嫌われる(病院なので)にしては割に合わないというのが本音です。

私はエキゾチックアニマルが好きなので、それ専門の動物病院に就職したくて動物病院に電話をしました。

その結果「実家から通えないと給料的に難しい」と断られたことがあります。

そこは神奈川県の動物病院だったので、物価も高いんです。

そういうこともあり、やりがいはありますがやりがいしかありません・・・。

 

まとめ

 

 

看護士の仕事は、人間の看護士とは違い獣医がする行為以外すべてを行う必要があります。

そのため覚えることは非常に多く、看護士になってからも勉強は欠かせません。

さらに重いものを持つ、立ちっぱなし、神経を使う、汚い仕事、長時間労働、夜勤など厳しい職場であるにもかかわらず給料が安いことも特徴です。

また、大きな動物病院になると看護士の数も多く女性が多い職場なので、人間関係も重要になります。

もちろん飼い主さんとのコミュニケーション技術も必要です。

女性の多い会社が苦手だという方にが、厳しいかもしれません。

いじめがある場合もあります。

給料よりも激務よりも、動物看護士としてやりがいを求め働きたい!

という方に向いているでしょう。

それでもどうしてもやりたい!という方にはおすすめしますが、私は人生やり直すならば動物看護士はやらないと思います。